懐中時計はリュウズを回す事により時刻合わせやゼンマイを巻くことができます。
ゼンマイの巻き上げに関しては、止まるまで巻き切ってください。よくゼンマイを巻きすぎると切れるという話がありますが、基本的には止まるまで巻き切っても切れることはございませんのでご安心ください。
時刻合わせの際、引きすぎるとリュウズが抜けたり、故障に繋がりますので過度な力を加えないでください。
機械式時計は磁気の影響を受けると、内部の部品が磁気を帯びてしまいます。 磁気を帯びた部品は引き合ったり反発しあったりして、正常に作動しなくなり、精度が悪くなります。
日常生活において、磁気製品が数多く存在しています。 磁気は目に見えるものではないため、気が付かないうちに、時計が磁気帯びしてしまう場合があります。磁気を発するものから離して置くようにしてください。また鉄製品のものも充分にご注意ください。
磁気を発する製品例:加熱式電子タバコ、スマートフォンやパソコン、ハンズフリーイヤホン、イヤホン、スピーカー、冷蔵庫・テレビなどの家電製品、バッグの留め具(磁石)など
アンティーク懐中時計は現在の時計と違い防水機能がありません。水や湿気など避けてください。
よくシリカゲルなどの乾燥剤を湿気防止に入れていることがありますが、機械内部の潤滑油まで除去してしまうことがありますのでご注意ください。
懐中時計は現行腕時計とは違い、耐震装置といわれるものが存在しません。そのため強い衝撃が加わると破損の原因となることがあります。
時計本体への衝撃は、テンプと言われる心臓部の破損、針の脱落につながる恐れがあります。
ゴルフや野球、テニス、ダーツなどのスポーツ、オートバイの振動も衝撃がかかります。十分にご注意ください。
時計は汗や皮脂、汚れが付着しやすく汚れたままにしておくとケースの劣化や腐食につながり、また皮膚へも悪影響を及ぼします。
ご使用後は、柔らかい乾いた布で汚れを拭き取るようお手入れをしてください。
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