UDEMACI専用ボックス

「UDEMACI」は普通の腕時計とは違い、長いレザーNATOベルトで構成されています。

そのため腕時計の化粧箱によくあるクッションに巻きつけて固定するスタイルでは新品のレザーに「つく棒」と言われる棒で「小穴」を広げてしまうことになるので極力避けたいところでした。
かといって伸ばした状態では、長さが30cmもあるのでかなり大きくなることから傷つけず曲げて収納する必要がありました。
また、「UDEMACI」には、シリアルカード・専用ドライバーも一緒に収納できるものでなくてはいけません。

そのことから、化粧箱を2段にすることで通常の腕時計化粧箱と同じようなサイズ感で製作することができました。
化粧箱業者様のアイデアもあり、化粧箱を開けるとそこには「UDEMACI」が横に納められ、アンティーク懐中時計が主張しています。

そしてその「UDEMACI」が納められている上段を外すと、そこにはくり抜かれたベースにシリアルカードと専用ドライバーがおさめられてあります。

他ではあまりない「UDEMACI」のオリジナル化粧箱に仕上がっています。
もちろん鍵をかけることができる化粧箱です。

蓋には「UDEMACI」と「TradTrad」が記された真鍮プレートが施されており、高級感のある化粧箱です。
「UDEMACI」という日本初の新しい腕時計がおさめられる化粧箱としてふさわしい仕上がりとなっておりますので、ぜひそこにも注目をしていただければと思います。

text.KJ